あすかの人生劇場(ASD漫画ブログ)

アスペルガーのマンガ&エッセイです

馬鹿を演じるのはやめよう


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(一般向けの記事です)

過去に、バカを演じることで得をしたことがたくさんありました。



知らない振りをすると、知識を持っている人が気持ちよさそうに説明してくれます。苦労せずに相手を立てることができます。

知識のあるところを見せると、負けず嫌いの人から徹底的にマウンティングされます。ならば、最初からバカなふりをして攻撃を避けたほうが楽です。

何か役に立ちそうなことを言うと、期待されて実力以上の評価をされてしまうことがあります。責任感とプレッシャーに耐えられません。

発言しないことで、ライバル視されたり目を付けられることを回避できます。



バカを演じることで乗り越えられたことがたくさんありました。

 

 


しかし、私は自分のことしか考えていなかっただけでした。

バカな振りをすると、最初からハードルが下がります。怒られることもがっかりされることもないため、自分のプライドを守ることができます。

私は自分を守るためにコミュニケーションを放棄していたのでした。

心が弱かっただけです。



子供の頃から「無知の知」を知っていました。知識を得れば得るほどその先は無限で、自分の無知さを痛感することになりました。だから、「それ知ってる」と言えませんでした。自分の発言に責任を持てないので黙っていました。

その結果、意見を出し合ってお互いを高め合うという経験が積めませんでした。

得意分野は人それぞれだし、みんながみんな専門家ではありません。私だって隠すほどの知性を持っているわけではありません。誰のどんな意見だって尊重されるべきものなのに、私は怖がりすぎていました。



確かに、バカな振りをすることは役に立ちました。波風立てずにコミュニティに所属することができました。どちらかというと、オススメしたいです。

でも、これを何歳まで続けるの?



20代のOLならこれで乗り切れるでしょう。愛されゆるふわOLになれます。
でも30歳過ぎるとだんだんきつくなってきます。周りの目が「バカでかわいいね」から「この人大丈夫?」に変わります。

波風立てず迷惑をかけないのはそのままで、もうちょっと自分の意見を言おう。バカを演じるのはやめよう。

 


そもそも、バカって何?

発達障害と知的障害を併せ持っている知人がいます。周りの人は知人のことをバカにしがちでしたが、知人も周りの人をバカにしていました。実際知人はある分野において並み外れた記憶力があり、苦労しなくても記憶をパッと引き出せるのです。

光の速さは私たちから見るととても速いけれど、光から見ると私たちが光速移動しているように見えます。

自分のことをバカだと思っていたら、相手が天才に見えます。
自分のことを天才だと思っていたら、相手がバカに見えます。

思考している人間から見ると、思考していない人間はバカに見えます。
思考していない人間から見ると、思考している人間はバカに見えます。

どちらから見るか、の違いです。どちらがすごいということではありません。
結局みんな違う個性を持っているというだけです。宇宙の小さな小さな構成物がお互いを観察し評価しているだけ。

観察点によって変わる不確かな「バカ」を演じることに意味はありません。

 

自分がひとりの人間としてまずは地盤を固めないと、何者にもなれず自分の人生を生きることもできません。

迷惑をかけない程度に、少しずつ自分の意見を出していこう。
自分を信じて磨こう。





この記事は、アスペルガーのブログを始める前に試し書きした記事です。
ASD要素弱めですが、たまにアクセスがあるようなので記事を復活させていただきました。

ASDの方はすでに色々と演じていらっしゃるかもしれません。ASD向けの記事はまた別に書く予定です。