「どうやったら結婚できるのー?」
と会社の女性陣に取り囲まれて質問攻めに遭うことがあります。
私の年代(氷河期)だと結婚していない人が結構いるんですよね。
皆さんおしゃれだしキレイにしてるし、愛嬌もあるし仕事できるし、休日は料理教室やテニスやゴルフで充実されています。
私の結婚の経緯なんてキラキラ女子たちには何の参考にもならないだろうから、適当なことを言ってお茶を濁すのですが、一度本当のことを言ってみたかったのでここで発表したいと思います。
キラキラ女子たちよ、引くがよい。
ね?
キラキラ女子の憧れる「結婚」とは全然違うでしょう?
私からキラキラ女子達へのアドバイス
・就職もバイトもできず
・自○しかけて
・無職の男性と付き合って
・親が亡くなれば
そうすれば結婚できるよ!!
…でもこんなこと絶対言えないので、「昔からの友達で~」とか適当に嘘ついてごまかしてます。
(すみません、補足しますと、彼は当時無職ではありましたが自分なりの方法でお金を稼いでいました。職歴にはなりませんが。)
悩みに大小はないけれど・・・
生きている世界が違いすぎると感じます。
私は彼女たちが羨ましいです。
コミュニケーションに障害がなくて、普通に働けて、お友達がいて、習い事をして、自分の未来に投資して、今以上を求めることができて。
彼女たちが私を羨むのも分かります。
あ、私をじゃないですね、結婚と老後の安心をですね。
…なんだか気持ち悪いこの思い、どうすればいいのかな?
自分の悩みと他人の悩みを比較してしまうのは当たり前のこと。
この人の悩みは大したことないなと思ったり、そう思ってしまうことに罪悪感を感じたり。戦地の子供に比べれば自分の悩みなんてちっぽけなものだと思ったり、それでも苦しみは無くならなかったり。
悩みの大小は外から見ても絶対に分からないものだし、本人でさえ自分の悩みの大きさが分からないこともあります。
でも、自分の悩みが一番大事だし、最優先しなければいけません!
どうしてかというと、
もしも、人間ひとりひとりが1つの生命体の細胞の1個1個だとしたら、生まれつき形も役割も能力も違います。必要とする養分も、欠けては困る成分も違います。弱った時の耐久性も違います。
みんな自分の細胞を責任を持って管理しなければなりません。もっと苦しんでいる細胞があるからといって、自分の苦しみをないがしろにしてはいけません。敏感でいいんです。それが責任を持つということ。
生命体の本体が死なないように、その時元気な細胞が、その時弱っている細胞を助ける。立場は入れ代わり立ち代わり。社会とはそういうものです。
こんな話があります。
インドネシアの老師の言葉
満潮時は息苦しく、干潮時はゆったりと息をつく。
ずっと潮が引いていけば、島ではなくなり地続きのひとつの大地になる。
もう孤島ではない。
人間も。根底のところでは地続きになっている。
何が起こっても不思議ではない。「水に似た感情」中島らも
これはユングの「意味のある偶然(シンクロニシティ)」、「物品引き寄せ現象(引き寄せの法則)」にも繋がります。
自分のためにも全体のためにも、まずは自分をよーく見つめて、事実を受け入れよう。私は確かに羨まれる属性を持っているけれど、それがどうした、私は私で苦しんでいます。私が彼女達にできるのは、謙虚に話を聞くことだけです。
どんなに不幸な人と比べても、自分の不幸がなくなるわけではありません。
どんなに幸せな人と比べても、自分の幸せがなくなるわけではありません。
ということを肝に銘じよう。
自分の心に一番に向き合おう。