あすかの人生劇場(ASD漫画ブログ)

アスペルガーのマンガ&エッセイです

アスペvsアスペの仁義なき戦い ③阿鼻叫喚-1


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夫の幼なじみの山椒さんについて書こうと思います。


夫からは、山椒さんはIQが少し低めの人だと聞いていました。特別支援学級ではなく普通学級を出ています。ボーダーだとしたらIQ70~85くらいでしょうか?

車も運転できるし、仕事もしているし、一見普通の人です。
私たち夫婦以外に友人はいない模様。


山椒さんと話していると、私と似ているなと感じる部分が多くあります。

・直感で行動する
・他人と比べて思慮が浅い
・相手を疑うことができない
・悪口を言うことも聞くこともできない
・難しい話題の時、頭が真っ白になっているのが分かる
・精神年齢が低い

山椒さんも、私のことを自分と似ているところがあると思っていたそうです。

私は彼にも発達障害があるのではないかと以前から思っていました。

しかし、彼の個性的な行動について、この特徴は知的障害、あの特徴は発達障害、というように分析することは私の知識では難しく、また、症状の軽い・重いで知的障害の有無を判断するのも間違っているように思われました。

結局、彼をそのまま受け入れることが友人としては正解なのだと思いました。


そんな彼は、最近発達障害の診断を受けました。
お母さまがテレビで発達障害の存在を知り、これは・・・と思ったそうです。問診とWAIS-Ⅲの検査の結果、「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」と言われたそうです。また、ADHDもあるとのこと。LD、知的障害については不明です。


ストレスを受けた時の三者三様

私たち夫婦と山椒さんは、家族ぐるみのお付き合いをしています。離れたところに住んでいますが、帰省した時には必ず会いに行くようにしています。

ある時、私たち夫婦と山椒さん、山椒さんのお母さんで飲みに行きました。お母さんは毎回美味しいお店でごちそうしてくださいます。

そのお店で、地域のエライ人(漠然とした説明ですみません)と偶然出会い、以前から皆さん知り合いだったこともあり同じ席で飲むことになりました。このエライ人がくせ者でした。私が今まで出会った中で一番性格悪いかも・・・

漫画:山椒さんの技

漫画:あすかの技


絶対嫌な気分のはずなのに、ぼんやりしていて何も感じません。私も感情を遮断してあっちの世界に行っちゃったようです。山椒さんと違って見た目地味だけど。

「自分以外の人間は完璧なんだ」という思い込みと「自分はダメだ」という自己不全感があると、自分を責める以外にすることがなく、限界になったら逃げるか離人状態になるしかありませんでした。

色んな人をよく見て経験を積むと、その思い込みがなくなります。説教にビビらず理性を保ったまま最後まで耐えられるようになります。自分のミスを責めるのではなく、このミスから学んだことを次にどう生かすかを考えることができます。私は今この状態です。

さらに、説教されたときに「なにくそ魂」が発動するようになるとよいです。このマンガのなにくそ魂はよいです。勉強になりました。



ところで山椒さん、すごいですね。
うまい仕組みです。

「嫌なものを視界に入れないようお母さんだけを見つめて」
「嫌な音をさえぎるように大きな声を出して」
「自分の興味のあることで思考を満たして」

ストレスから身を守っています。すごい大声で目を血走らせて大演説するので、普通の人は驚くでしょうね。私はすんなり受け入れられましたが。

私は残念ながら山椒さんのようにはできません。
人の目が気になります。気にする余裕があるということです。

みんな色んな方法で耐えてるんですね。知り合いになって初めてよく分かりました。うるさいとか恥ずかしいからやめてなんて絶対言えません。



生きていて嫌なことはたくさんあります。
アドラーによると、この世のストレスはすべて人間関係起因だそうです。でも、他人を変えることはできません。相手の感情の波が過ぎ去るまで、スイスイと抵抗を減らして泳ぎたいものです。

自分を変えられるのは自分しかいません。勉強したり調べたりする余裕のある人は、たくさん勉強してください。無駄なことは何一つありません。

自分に優しくするのも忘れずに。文化は心を潤します。音楽や本、お気に入りのももちろんいいけど、食わず嫌いせず色んなジャンルを楽しめる大人になれるといいです。強みになります。

山椒さんは「我慢」と「心を潤す」で手一杯で、たぶん勉強したり自分を省みる余裕がありません。そういう人もいるので、その余裕を今持っている私はそれを生かさないとなと思いました。