あすかの人生劇場(ASD漫画ブログ)

アスペルガーのマンガ&エッセイです

2019-01-01から1年間の記事一覧

障害が重くても軽くてもそれぞれの辛さがある

発達障害の方のSNSやブログを色々と見ていて思ったのですが、みんな本当に異なる状況で悩んでいるんですよね。身体症状で悩んでいる人、特性が強くて悩んでいる人がいます。私はおそらく特性が軽い方だし、感覚過敏やチック、運動の苦手さ(発達性協調運動障…

みんな私を教育することを諦めていく

おすすめ 私がASD的思考癖を直した方法1 たぶん私も、人並みにしつけや教育を受けたのだと思います。私側に原因があって身につかなかっただけで。私は他人の「意図」が分からないので、たいていの助言は聞き漏らします。言葉自体の意味は分かりますが、そこ…

自己肯定感を上げるために成功体験を積む2(帰属理論と学習性無力感)

前回は、やる気(達成動機)の話をしました。そして、失敗を恐れる気持ち(不安動機)がやる気(達成動機)を打ち消してしまう話をしました。 自己肯定感を上げるために成功体験を積む1(達成動機) - あすかの人生劇場 今回は、課題に対する「できそうだな…

ため息をつくと幸せが逃げるの本当の意味

ため息をつくと幸せが逃げるの本当の意味 「ため息をつくと幸せが逃げる」を文字通り受け取ると、うさんくさいスピリチュアル的なものを感じます。それに、辛い時に「幸せ」の話をされてもピンとこないんですよね。縁遠すぎてどこの国のおとぎ話かと思ってし…

自己肯定感を上げるために成功体験を積む1(達成動機)

こんにちは。怖がりで何ごとにも手を出せないあすかです。ゲームは簡単なものならできますが、クリアできるか微妙なレベルには怖くてチャレンジできません。逆に、あまりにも難しいレベルには投げやりにトライして「あーやっぱり私には無理だった」と確認し…

抑鬱状態の時はどんな言葉も届かない

落ち込んでいる人にはどんな言葉も届かないと思っています。 私はそうでした。 お医者さんやカウンセラーなど、プロの言葉ならば届いたのかもしれません。 私が一番辛かった時期、ネットはまだ一般的ではありませんでした。パソコンを持っている人はまだ少な…

ASDの純粋さからくる正義感を弱くする方法

アスペルガーは正義感が強く、悪への嫌悪感が強いです。しかしこれでは喧嘩を売りまくりで結局傷つきまくりになってしまいます。ダイバーシティで発達障害を理解していただいてきている中、アスペが正義感から各方面に噛みつくのも嫌だなあと思っています。 …

発達障害と自傷行為

自傷行為をする人もいるし、しない人もいるし、する目的も人によって違います。私は自傷行為のつもりはなかったし、リスカする人の気持ちは全然分かりませんでした。以下、あまり痛くない自傷ですが、共感しやすい方や気分が悪くなりやすい方は読まないでく…

どうして運動が苦手なの?ー発達性協調運動障害

発達障害は運動が苦手(発達性協調運動障害)と言われます。人によって違うでしょうが、私も苦手です。体の動かし方が分かりません。体育はずっと2か3でした。 運動が苦手でした。自分が今どう体を動かしているのか分かりませんでした。でも、私の場合、指…

言葉の意味まとめ(自尊心・自己肯定感・自尊感情・自己効力感・自己有用感・自信)

自尊心や自己肯定感、似たような言葉がたくさんあって違いが良く分かりませんよね。なるべく簡単にまとめてみました。 自尊心(self-esteem) 自尊感情(self-esteem) 自己肯定感(self-esteem, self-affirmation) 自信(self-confidence) 自己効力感(se…

バカを演じるのはやめよう

過去に、バカを演じることで得をしたことがたくさんありました。 知識のない振りをすれば、知識を持っている人が気持ちよさそうに説明してくれます。苦労せずに相手を立てることができます。知識のあるところを見せてしまうと、負けず嫌いの人からマウンティ…

私がASD的思考癖を直した方法3ー交流分析とエゴグラム

私がASD的思考癖を直した方法2 - あすかの人生劇場 の続きです。私が自分を修正したきっかけの一つが交流分析とエゴグラムです。会社の研修で知りました。この時私はまだ発達障害を知りませんでしたが、この考え方のおかげで、自分を変える大まかな筋書きを…

私がASD的思考癖を直した方法2

前回の記事、 私がASD的思考癖を直した方法1 - あすかの人生劇場 の続きです。 負の感情を認める 負の感情を認める 私はいつも誤解されていました。 人の気持ちが分かると言っている人で、私の気持ちを分かってくれる人はいませんでした。 深読みしすぎ、裏…

私がASD的思考癖を直した方法1(固定ページ)

↓前回の記事 心の理論と客観視、他人との距離感について - あすかの人生劇場 でまとめきれなかったASD改善方法をご紹介します。結論から書きますと、 私が社会的ルールに縛られすぎていたことに気付き 不要なルールを身からはがしたら 本当の自分の気持ちを…

自分を客観視できないことによる困りごと

私の社会的困りごとは、ほとんどが自分を客観視できないところから来ている気がします。他人の目に自分がどう映っているのかよく分かりません。ワーキングメモリ不足でそこまで考える余裕がありません。そもそも他人と自分を重ね過ぎたりするし、逆に宇宙人…

アスペvsアスペの仁義なき戦い ③阿鼻叫喚-1

夫の幼なじみの山椒さんについて書こうと思います。夫からは、山椒さんはIQが少し低めの人だと聞いていました。特別支援学級ではなく普通学級を出ています。ボーダーだとしたらIQ70~85くらいでしょうか?車も運転できるし、仕事もしているし、一見普通の人…

アスペvsアスペの仁義なき戦い ②おあいこ

仕事で知り合うアスペさんからは、例外なく「ピュア」な空気が漂ってきます。定型さんからは感じられないその空気感が私はとても好きです。信用できます。前回の茄子さんからもこの空気は漂っていました。 アスペvsアスペの仁義なき戦い ①完敗…前編 - あすか…

アスペvsアスペの仁義なき戦い ①完敗 後編

100人中2人がASDだとして、定型の98人が気持ちで繋がっている中、ASDはいつも孤独。だから、ASDっぽい人が怒られたり困っていたら、別に励ますわけじゃないけど、さりげなく声をかけたり、健常者の回りくどい言葉を翻訳してあげたりと、私ならではのフォロー…

アスペvsアスペの仁義なき戦い ①完敗…前編

社会に出ることのメリットは、自分と似ているアスペさんを客観的に見られることです。また、アスペさんの素直さに好感を持つものの、アスペ対アスペでは意外と上手くいかず、結局定型さんの柔らかいクッションに救われていると知ることです。 謝れない人 悪…