ため息をつくと幸せが逃げるの本当の意味
「ため息をつくと幸せが逃げる」を文字通り受け取ると、うさんくさいスピリチュアル的なものを感じます。また、辛い時に「幸せ」の話をされてもピンとこないんですよね。縁遠すぎてどこの国のおとぎ話かと思ってしまう。
ため息をついた後に言われても、あなたの理論で言うとすでに幸せが逃げた後なので、ただの不吉な予言にしかなってないよなーと思ったり。
「ため息をつくと幸せが逃げる」の本当の意味は、「周りの人が嫌な気分になるからため息をつかないで!」です。
直接言うと角が立つので、このような言葉で濁しているようです。
ASD(アスペルガー)の私には落とし穴でした。
- 自分を客観的に見られないのでため息をついている自覚がなかった。
- 行間を読めないので本当の意味が分からない。
- 「ため息」を否定されたのに、私の辛さの度合いが軽いと思われたと勘違いした。
私は負の感情を表に出すことをすごく抑制していたので、滅多にため息をついていなかったはずですが、それでも出てしまうことがあったのだと思います。
世の中には、イライラするとため息で威嚇したり、やりたくない仕事を押し付けられてため息を出したり、話を聞いて欲しくてわざとため息を連投する人がいるそうです。
自然なため息もわざとのため息も、聞いている人を不快にさせます。
- ため息ってする方は無意識でも、聞いてる方はすごいストレスだよね。するなら1人でしてほしいわ。
- 職場でパワハラ気質の人がやたらため息つく時、威圧感がある。
- 義母がため息ばっかり。一緒にいる時にため息されると私が何か悪い事したか気になってしまいます。くせみたいですが気になるからやめて欲しいです。
- 私の友達! 後ろの席なんだけど、新しいクラス馴染めないからっわざわざ聞こえるように授業中ため息何回もしてる 。もう尋常じゃないくらいしてる 。イライラする席替えしたい。
マナーですね・・・
気をつけよう・・・
「やめてよ」って言うと角が立つから、「幸せが逃げるよ」とフワフワした言い方をしてくれてたんですね。言葉通り、青い鳥かよ、メルヘンかよ、と思ってすまんかった。
「言いたいこと伝わったかな?やめてくれるかな?」と私の理解度を観察する姿を、私は「良いこと言ってやった感」と勘違いしたようです。私は言葉通り完璧に理解したつもりなので、まさか言外の理解度を観察されているとは思わず、「この視線は何かな?あ、もしかして良いこと言ったから褒めてほしいのか」などと勘違いしてしまいます。
(本当に「ため息をつくと幸せが逃げる」と信じている人もたぶんいます)
ため息は悪いことではない
とはいえ、ため息は悪いことではありません。
ストレスを感じると呼吸が浅くなることがあります。
自分で気付いていなくても、呼吸が止まっていることがあります。
なので、呼吸のバランスを整えるために「フーッ」と大きく吐くんです。
筋肉の緊張を解き、血流を良くして、脳と体のパフォーマンスを良くしてくれます。
だから、人前じゃなければ我慢しなくていいです。ついでにストレッチやマッサージなどをするとさらにいいです。